2025年9月6日(日) 佐渡国際トライアスロン大会にマエダ、大将が選手で参戦。
負傷中のどす鯉こと内藤さんが熱烈応援で参戦しました。
佐渡国際トライアスロン大会ってこんな大会
今年で37回目を迎える歴史ある大会。
A、リレーA、B、リレーBのカテゴリーに加え、ジュニアトライアスロンや日本ロングディスタンストライアスロン選手権、 2026年のワールドロングディスタンストライアスロン選手権の代表選考会を併設し、選手数約2,000名の大規模大会です。
特にAタイプは、スイム4km、バイク190km、ラン42kmと日本一の距離を誇り、 なかでもバイクは島をぐるっと1周する壮大なコースレイアウト。

マエダ、大将はAタイプにチャレンジ。
1日目
佐渡は毎年台風の襲来に悩まされるのですが、今年もレースウィークになって突然台風15号が発生し日本列島を縦断。
マエダは大阪→新潟の飛行機が心配で、欠航しない便に変更してもらおうと始発で空港に駆け付けました。
が、幸か不幸か欠航はなく、定刻のフライトまでラウンジで一人飲み。
暇なのでAIで変な画像をたくさん生成して平日の仕事中のメンバーに送り付けてくる。

AM9時で既にベロべロ。
でも無事に、新潟空港を経て佐渡汽船新潟港へ到着しました。良かった良かった。
新潟は晴天。
新潟港で、同泊する潮っち、福岡トライアスロンクラブの三宅さん、リリィ!!さんと合流。

カーフェリーは屈強なトライアスリートでわんさか。
カモメにかっぱえびせんで餌付けして、渡島両津港に到着しました。
船旅の非日常感いいですね♪

両津港で内藤さんと合流。
古民家宿「長蔵」さんが宿のライトバンを貸してくれて6名全員同行で超快適。

程なく宿に到着。 宿は築140年の古民家。すごい迫力。
古さのみでなく、トイレやお風呂の水回りはちゃんとリノベされていてとても快適。


くつろぐ暇なく、ウェルカム「島祭りパーティ」へ。
「鼓童」のオープニングセッションを皮切りに、島のお酒や食べ物の大盤振る舞い。 飲んで、食べて、騒いで健闘を誓い合いました。


「長蔵」に帰ると、なんと土間でサザエの炭火焼き♪
女将の春日エリナさんの親父さんが漁師で、地の魚や食材を仕入れてくれて、普段味わえない素敵な料理を頂きました。
とにかく素材と味付けが最高。米が、魚が、おかずがうまい。
これをエリナさん一人で切り盛りされて大したものです。


初日は、旨い魚をつまみに0時過ぎまで飲んで寝ました。
2日目(本番前日)
バイク組み立て。ここで潮っちのDi2が不穏な挙動。。。これが不幸の始まり?

美味しい朝食の後、小佐渡1周ドライブ。難関の「小木の坂」を下見。しかし佐渡島。海が広い。そして大きい。

選手登録。バイク試走。スイム会場・トランジッションエリア確認。諸々最終準備。

潮っちが昼寝中にアブにおでこを刺される。
潮っちはマレーシア前のBタイプ。
リリィ!!さんはハワイチャンピオンシップ前の足慣らしでBタイプ。
三宅さんはかなりの強豪選手。
Aタイプで入賞を目指します。
美味しい夕食を頂いて、明日に備えて20時には就寝。
レース当日
AM3時起床。
エリナさんはもっと早く起床して、レース前の朝ごはんをちゃんと準備してくれていました。感謝感激。

まだ真っ暗な中、内藤さんの先導車に牽引してもらいバイクで会場入り。

さぁ、長く贅沢な大人の遊びの始まりです♪
夜明けまでは凪だったのですが、日が昇るにつれて、どんどん風が強くなってくる。
内藤さんが応援用にテントのポールに括りつけたMIGHTYフラグッグが、突風に煽られ大漁旗の様にはためいて目立つのなんの!

スイム
AM6:00 スイムスタート!
波がエグイ。
第1ブイまでは強烈な向かい波。
ヘッドアップしても何も見えないわ、波でゴーグルがずれるわで大変。
皆必死なので、悪意の無いバトルが随所で発生。
第2ブイからの戻りは、一転して波乗りサーフィン状態。
気象状況からBタイプのスイムは短縮処置になったとのこと。
運営とライフセイバーはてんやわんや。
なんとか無事に2km×2周回を終えてスイムアップ。

バイク
自転車をおして乗車ラインに向かっていると。
なぜか、ゴーグルを掛けたマエダが「ゴーグル忘れてん。」っと言いながら、トランジッションエリアに戻ってくる。
ってか、ゴーグルしてるし。 横山やすしの「めがね、めがね、俺のめがねどこや!」や無いんやし。訳わからん。
どうやら、スイムアップ後に胸にいれたスイムゴーグルを出し忘れたらしい。
で、なんだかんだで大将、マエダ、同時にバイクスタート!
長丁場なので前半は抑える。
沿道の応援に手を振りながら、追い風ハッピーサイクリング。
相川で内藤さんのMIGHTY大漁旗発見!「ありがと~う、行ってきま~す。」
大阪でメキメキと実力を付けたマエダがなかなか追いついて来ない。
いのしし年生まれのマエダは前半飛ばし癖があるので、今回は大将をペースメーカーに距離を刻む作戦とのこと。
後方にマエダが居る事に気付いた大将のバイクからCO2ボンベが落下!
マエダ、間一髪でボンベ攻撃をかわす。マリオカート攻撃は不発。

さて、60km地点の名所のZ(ゼット)坂。
「いけー!行くしかないぞー!!」っと毎年応援してくれるおばちゃん。今年も元気!
さて、Z坂を越えたあたりから佐渡の自然が猛威を振るい始める。
風が、、、強い。ハンドルを取られて怖い。
でも、日本海、沖岩、大野亀、二ツ亀と荘厳な景色に圧倒される。しんどいけど感動的な風景。

95km地点の白瀬エイドステーションで、再び内藤さんのMIGHTY大漁旗応援。「まだまだバイク半分!頑張りまーす。」

両津市街を通過。やっと100km。
トイレ休憩で抜きつ抜かれつ、大将、マエダは、ほぼ同タイムでバイク巡航。
小佐渡。地獄の向かい風(風速9m/秒)
江戸川ウィンドで慣れているとはいえ100kmの向かい風は流石にしんどい。時速20km/hしか出ないところも。
さらに雨まで降ってくる。
波、風、雨、暑の苦難の全部入り。
完走率は56%だったとのこと?!
耐えて我慢して、やっと160km地点の小木の坂。
永遠の向かい風より、登りの方がアクセントあって気分的に楽。
小木の坂の頂上でカジさんが大声で応援してくれる。「ありがとーう!」
海に突っ込んで行く大絶景の下り坂をクリアして、最後はご褒美の追い風。
190km長い長いバイクの旅終了。
脚が攣って、思う様にランギアへの着替えが進まない。
なんとかランスタート。
ラン
コロナ以来周回コースが定着し今年は10.5kmを4周する42km。
風と日差しの強い海岸線。
こんなところを4周もするのか?!っと絶望的な気持ちになりながら、、、 でも、絶対歩かないぞっと心に決めて歩を進める。
折り返して来たマエダとすれ違う。
ナイスランである。マエダは4時間20分でランを走破。
周回コースなので知り合いと何度も交差するし、沿道からたくさんの応援があって元気をもらう。
ランでも内藤さんのMIGHTY大漁旗は目立ちまくり!本当に長時間の応援ありがとうございます。

果てしないフルマラソン。
でも、ひとつ歩を進めると、確実にフィニッシュまでの距離は縮まっていく。
当たり前の事に感動しながら、この苦痛が終わってしまう事への寂しさも感じながら、ラスト1周。
真っ暗闇の海岸線が終わり、最後の商店街の大声援。
明るく照らされたアストロマンロードを抜けて栄光のフィニッシュへ。
10分前にフィニッシュしたマエダとがっちり握手して、フィニッシュテープを切りました。

マエダは、皆生、宮古島、五島バラモン、そしてこの佐渡で国内ロングディスタンスコンプリート。
次はいよいよIRONMANにチャレンジですね!既になぜかIRONMANグッズは沢山持ってるけど。
潮っちは、バイクでDi2動作停止。エイドで40分間の充電ストップの大災難でしたが無事完走。
ミドルペースで果敢に突っ込んでいった三宅さんは熱中症でペースダウンするも無事に完走。
リリィ!!さんは宣言どおりエイジ優勝。皆さんお疲れ様でした。

難しい条件のなか、予定どおりにレース決行を判断してくれた大会関係者に、そして数多くのボランティア、島の方々全員に心から感謝いたします。
想い起こせば、私のロングディスタンスのルーツはここ佐渡のBタイプ。
美しい自然を求めて、またいつか佐渡に戻ってくる事でしょう。
大変お世話になった「長蔵」のエリナさんに別れを告げて、
表彰式でエイジ優勝のリリィ!!さんを称えて、
内藤さんにお礼して。
鬼太鼓に見送られながら、両津港を後にしました。
船出のお別れは、なんともセンチな気持ちになりますね。

帰りのカーフェリーは、シゲちゃんやマッツ、関東鉄人会、C2Fの方々と祝杯。
カモメと、ついでに潮っちに餌付けしながら本州に戻りました。

新潟駅の居酒屋で〆の昼飲み。
楽しかった佐渡の旅が終わりました。
佐渡島、沢山の素敵な想い出をありがとうございました。